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●4400名の回答:子育て実態調査 途中経過と今後についてのお知らせ
 
 
2023年6月に実施した、子育て実態調査に対し、4400名の子育て当事者の方の回答が集まりました。
 
回答やシェアのご協力、誠にありがとうございました。
 
現在、単純な集計作業は終了し、シンポジウムの開催や資料の取りまとめに向けて動き始めております。
 
結果の詳細は、シンポジウムにて詳しくご報告いたしますが、まずは、
 
 
1:子育て実態調査 結果の概要
 
2:子育て実態調査の結果を踏まえてのご提案について

 
 
お知らせさせていただきます。
 
 
 
1:子育て実態調査 結果の概要
 
 
今回の実態調査で明確になったことは、大きく3点あります。
 
①母親と父親の、子育てに関する精神的な負担と感覚に大きなギャップがある
 
②コロナ以前と比べても、母親の精神的な負担はほぼ、軽減されていない
 
③産後ケアや家事代行などの仕組みは、充実してきているが、当事者が積極的に利用できる状態にはなっていない
 
 
 
①母親と父親の、子育てに関する精神的な負担と感覚に大きなギャップがある
 
今回の実態調査では、父親からの回答が348名となっています。その中で、下記のような結果が出ています。
 

 

 

 
この結果だけでも、母親の負担の大きさがご理解いただけると思います。
 
 
 
②コロナ以前と比べても、母親の精神的な負担はほぼ、軽減されていない
 
国や自治体として、子育て支援の仕組みは、かなり改善されています。しかし、下記の通り、母親の精神的な負担は2019年からほぼ変化がありません。
 

 

 

 
 
子育て支援の仕組みが整ってきても、精神的な負担が変わっていないことを、私たちは真摯に受け止めなければなりません。
 
 
 
③産後ケアや家事代行などの仕組みは、充実してきているが、当事者が積極的に利用できる状態にはなっていない
 
産後ケアや家事代行などのサポートを利用したことがある子育て当事者は、下記のようにかなり少ない状況です。
 

 

 

 
 
支援の形や仕組みを作ったから・予算を出しているからオッケーではありません。
 
最初にお伝えした通り、母親の精神的な負担を軽減するためにも、今ある仕組みが子育て当事者にとって「利用しやすい」「利用したいと思う」環境を作ることが、何より大切なのです。
 
 
 
 
2:子育て実態調査の結果を踏まえてのご提案について
 
母親の精神的な負担が大きく、今ある子育て支援の仕組みが利用されにくい現状は
 
 
「こんなことを言ったら、否定や叱責されるのではないか?」
 
「こんなことで、利用してはいけないのではないか?」
 
「もっと大変な人がいる。このくらいは当たり前」

 
という、社会や支援側への不安と「母親たるもの」という無意識の意識が大きく関係しています。
 
 
 
そこで、(一社)乳幼児子育てサポート協会では、
 
 
「安心と自信・誇りを持って子育てできる社会を作る」を目的とし
 
 
「ママ・パパの味方宣言」
 
 
を、宣言し、賛同してくださる企業・自治体・団体・個人を募りたいと考えております。
 
 
宣言の主たるメッセージは下記になります。
 

子どもの笑顔を守るためにも、ママとパパの味方で居続けます
 
 

・ママやパパのお話を、絶対に否定せず、伺います
 
・ママやパパが安心して子育てができる社会を作る努力を続けます
 
・ママやパパが本当に必要としている支援を作り上げるため、ママやパパの声を聞き続けます

 
 
さらに、子育て支援に関わる団体や個人として、具体的にやるべきことを盛り込み、子育て当事者の方が「安心してその支援を利用できる」という目印になるような宣言にしたいと考えています。
 
 
宣言に賛同してくださる企業・自治体・団体・個人の募集は、正式なリーフレットなどが完成してからとなります。
 

 
関心をお寄せくださる方は、募集のご案内をいたしますので、下記のリンクよりメールアドレスなどのご登録をお願いいたします。
 
シンポジウム開催のご案内・実態調査の詳細の結果なども、併せてこちらよりご案内いたします。
 
 
ご登録は、こちらからお願いいたします。