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協会について

    • 【名称】
    • 一般社団法人 乳幼児子育てサポート協会
    • 【所在地】
    • 〒103-0004
      東京都 中央区 東日本橋二丁目28番4号 日本橋CETビル2階
      電話:03-6271-0151
      ファックス:03-6271-0151
    • 【代表】
    • 行本充子(ゆくもとみつこ)
    • 【理事】
    • 鈴木千恵・鈴木瑞穂・吉田佑美
    • 【顧問】
    • 須田和(元尼崎市女性センター所長)
    • 【監修】
    • ・桜美林大学 リベラルアーツ学群教授 山口創先生
      (ベビーマッサージ、プレチャイルドマッサージ:座学・実技)
      ・明星大学 教育学部教授 星山麻木先生
      (0歳子育て基礎講座)
    • 【会員数】
    • 70名(2020年8月現在)
    • 【沿革】
      • 2011年  
        兵庫県尼崎市 代表の自宅の一室でベビーマッサージ教室を始める
      • 2013年  
        任意団体 乳幼児子育てサポート協会 設立
      • 2015年  
        認定講師が全国に20名を超える
      • 一般社団法人化
      • 尼崎市ソーシャルビジネスコンペ 市長賞受賞
      • 2016年  
        いやいや期の声がけ法講座を全国で開催 受講者数が300名を超える
      • 子育て環境アンケート実施
      • 園田学園女子大学の協力により報告書を取りまとめ
      • 2017年  
        産前産後の母親支援についての緊急アンケート 実施
      • 乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)についての実態調査 実施
      • 2018年  
        内閣府・文科省・厚労省の横断事業「子供の未来応援国民運動推進事業」に参加
      • 桜美林大学 山口創先生による監修
      • ベビーマッサージ
      • プレチャイルドマッサージ
      • ソニー生命株式会社、エースコック株式会社の協力により夫婦講座の開催
      • 2019年  
        産後うつによる虐待予防のための実態調査 実施
      • シンポジウム開催
      • 京都市 はぐくみ憲章「はぐくみアクション賞」受賞
      • 2020年  
        明星大学 星山麻木先生による監修
      • 0歳子育て基礎講座
      • withコロナ時代の新しい子育て支援を感がるための実態調査 実施
      • 認定講師が全国に100名を超える
    • 【所属】
    • (一社)こども家族早期発達支援学会
      厚生労働省 健やか親子21 応援メンバー
      東京都子育て応援とうきょう会議 協働会員
      特定非営利活動法人 児童虐待防止全国ネットワーク 賛助会員

Vision (理念)

私たちの目指す社会
生き生きとした子どもの笑顔を守るため、
産後うつを未然に防ぎ、親が安心して子育て
できる社会を作ります

Mission (使命)

私たちの果たすべき使命

産前から、孤立しがちな出産直後、育児期を継続して、親子に必要なサポートを届け、寄り添い続けます

Action (行動)

私たちの果たすべき行動

  • 親が産前から安心して頼れる居場所を全国に作ります
  • 親子の自尊心を育む、子育ての考え方や方法を伝えます
  • これらを伝える専門家を育成します
  • 子育て当事者の声を政治や行政に伝えます
  • 子どもを社会全体で見守れる文化を作ります

●略歴

渋谷教育学園幕張高等学校卒業、東京理科大学理工学部 中退。

千葉YMCAにて学習障害児を対象とした青少年活動にボランティアとして注力。
千葉県市川市・足立区の学習塾にて講師を務める。

その後、大手アパレルにて渋谷のブランド旗艦店店長、雑貨・レディースウエアのバイイング、企画などを担当。
結婚を機に退職、2011年10月兵庫県尼崎市でベビーマッサージ教室を開業。
2013年12月乳幼児子育てサポート協会設立。
ラジオ出演や各市町村での子育て講演などの活動の他、2015年8月からは尼崎市男女共同参画推進委員も務める。
世田谷区社会福祉協議会や保育園、企業などからの講師依頼多数。
子育て講座・ベビーマッサージ教室・インスタライブなどを通じ10,000組以上の親子さんと関わる。

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平成28年 母子保健法の改正により子育て世代包括支援センター設置の努力義務が明記されました。
切れ目のない子育て支援のため、令和2年度に全国展開を目指すという国の指針。
しかし、現実は産後うつや虐待が増える一方です。

産後うつを未然に防ぎ、虐待を予防するために
私たちに何ができるのでしょうか。
今の社会に何が必要なのでしょうか。

ここで少し、私の子育てについてお話をさせてください。

私は結婚前、年に数回、海外出張に行くなど、
いわゆるバリキャリとして企業に所属していました。

3600グラムを超える大きな息子との対面の瞬間は、
今でも鮮明に思い出されます。

「なんて、神々しく愛おしいのだろう…」

息子を出産するまで、新生児を見たことがなかった私は、
新生児の純粋無垢で可愛らしい姿に涙が溢れました。


そして何の疑いもなく、抱っこして授乳すれば
「このまま元気にスクスク育っていく」と思っていました。

赤ちゃんの写真

赤ちゃんの写真

しかし入院中から、とにかく寝ない!
授乳をして、寝たと思ってベッドにおろすとすぐに起きる!
泣く!

あまりにもしんどくなり、夜中にナースコールを押して
助産師さんに助けてもらったこともありました。

退院後も、斜頸や高熱、急に意識を失うなど病院に
お世話になることが多い赤ちゃんで、
立て続けにおこる予想外の出来事に、不安で眠れない日々を過ごしました。

しかし、パパは仕事が忙しくほとんど家にいない状態。
徐々に私の心は壊れ、息子を見ても可愛いと思えず、抱っこしている時
「このまま落とせばラクになれるかな?」と感じるようになっていました。

「息子をしっかり育てたい・母親としてしっかりしたい」という気持ちと、
虐待するのではないかという恐怖で常に揺れ動いていました。

とにかく精神的に追い詰められていた生後3か月半頃、
当時住んでいた尼崎市で「2010年8月生まれの会」という
イベントが開催されました。

私は、この状態から抜け出したい一心でそのイベントに参加しました。
同じ月に出産したママとの会話は最高に楽しく、心から安心して
過ごすことができました。

集合写真

就業写真

このイベントでの貴重な出会いと経験で「子育てが楽しい!心から子どもが可愛い!」
と思えるようになっていったのです。


この時に出会ったママ友とは、私が関東に引っ越した今でもつながっている、
かけがえのない戦友であり仲間であり、信頼できる女性達です。

生後7か月頃、私の心は完全に元に戻り、様々な子育ての講座や
イベントに出かけるようになっていました。

その頃から、「私を救ってくれた尼崎市に恩返しがしたい」
という想いが芽生え、まずはママ友とサークルを立ち上げました。


同時にベビーマッサージの勉強をはじめ、子どもが1歳を過ぎた頃、
自宅の一室でベビーマッサージ教室や子育ての相談や息抜きができる
居場所づくりを始めたのです。

レッスンの様子

レッスンの様子

参加してくださったママたちからは、

『子どもと2人で出かけるのが不安だったけど、ここなら安心して出かけられます』
『行本さんに会ってなかったら、虐待していたかもしれません』
『教室での出会いに恵まれ、子育てが楽しくなりました!』


など、たくさんのありがたい言葉をいただきました。

この活動は「ママたちのために!」と思っていましたが、私のしんどかった経験を
たくさんのママや赤ちゃんの役に立てることが、私にとっての大きな喜びとなり、
一段とやりがいを感じるようになっていきました。

尼崎市での活動を多くの方に知っていただくなか、
ママたちの現状は全国で同じだ、ということに気がつきました。

それと同時に、私の元でベビーマッサージや教室運営について
学びたいとおっしゃってくださる方も出てきました。

そこで、2016年任意団体として乳幼児子育てサポート協会を立ち上げ、
認定講師の育成を始めました。

今では全国に100名の認定講師がいます。
(2020年8月現在)

講師たちは地元密着で、ママ・パパ、子どもの笑顔を守るための
活動を勢力的におこなっており、一年間に約7500名(のべ)もの
親子が私たちのイベントや講座に参加してくださっています。

集合写真

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講師のもとには、

『先生と出会えて救われた』
『しんどかったけれど、子育てが楽しくなった』
『ここに来て話すだけで、気持ちが楽になる』


といった声が、日々届いています。

自治体や国が「切れ目ない支援」を打ち出しているにも関わらず、
この場が無かったら、誰にも相談できずに虐待していたかもしれない
先生と出会わなかったら、産後うつがひどくなっていたかもしれない


感じているママが多数いらっしゃいます。

当協会が定期的に行っている子育ての実態調査では、
自治体の相談窓口の利用率はかなり低いものとなっています。

せっかくの子育て包括支援センターなどの素晴らしいサポートや施設が、
当事者にとってまだまだ利用しにくい状況なのです。


日本の虐待や少子化に直結している産後うつを未然に防ぐためには、
今まで以上に当事者に寄り添った支援や情報提供が必要なのでは
ないでしょうか。

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鳥

当協会は当事者が利用しやすく真に切れ目のない支援を作りあげるため、
当事者の声を国や自治体に届けながら、様々な団体と協働を深め、
また地元密着でママやパパ、子どもたちの笑顔のために活動して参ります。

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