栄養失調になるまで、子どもに食事を与えない母親が「全て」悪いのか?
こんにちは。乳幼児子育てサポート協会の行本(ゆくもと)です。
今日、こんな悲しいニュースが飛び込んできました。
あなたはこの事件について、どう感じられますか?
・難病のこどもに食事を与えないなんて、信じられない!
・母親失格!!!
・親を子どもと、同じ目にあわせてしまえ!
・母親失格!!!
・親を子どもと、同じ目にあわせてしまえ!
そんな風に感じますか?
でも、もう少し立ち止まって、あなたが、初めて出産をして子育てを始めた時のことを、考えてみて欲しいんです。
わけも分からず、赤ちゃんが泣いていて、途方に暮れたことありませんか?
24時間、赤ちゃんのお世話と家事だけで、人生が虚しく感じられたことありませんか?
そして…
もしかたしたら、私は虐待をしてしまうかもしれない
と感じたこと、ありませんか?
そして、あなたが虐待をせずに、踏みとどまれたのはどうしてですか?
私は、虐待をしてしまうかもしれない、と感じたことがあります。
でも、踏みとどまれたのは、周りで話を聞いてくれる友人や、相談に乗ってくれる人生の先輩がいてくれたおかげです。
あの時、私に友人が1人もいなくて、本当に孤独だったら、私も虐待をしていたかもしれません。
だから、私は思うのです。
この母親に、心を許せる人、子育ての相談ができる人がいたら、と。
心の支えになる人がいたら、きっと…いや、絶対にこんな事件を起こさずにすんだんじゃないかと思うのです。
今、孤独に子育てをしているママがいたら、ぜひ、私たちを頼ってほしいなぁと思います。
すぐに何かを解決することは出来ないかもしれない。
でも、話を聞くだけなら、いくらでもできます。
どうか、どうか、孤独なママが一人でも私たちと繋がって、気持ちが軽くなって欲しい。
虐待をしてしまったり、産後うつになるママを一人でも減らしたい。
その想いを、一層強く感じたニュースでした。