ホーム > インフォメーション一覧 > 【3歳の長女 衰弱死か 両親を逮捕】という事件に思うこと

栄養失調になるまで、子どもに食事を与えない母親が「全て」悪いのか? 

こんにちは。乳幼児子育てサポート協会の行本(ゆくもと)です。

今日、こんな悲しいニュースが飛び込んできました。

3歳の長女 衰弱死か 両親を逮捕

あなたはこの事件について、どう感じられますか?

・難病のこどもに食事を与えないなんて、信じられない!
・母親失格!!!
・親を子どもと、同じ目にあわせてしまえ!

そんな風に感じますか?

でも、もう少し立ち止まって、あなたが、初めて出産をして子育てを始めた時のことを、考えてみて欲しいんです。

わけも分からず、赤ちゃんが泣いていて、途方に暮れたことありませんか?

24時間、赤ちゃんのお世話と家事だけで、人生が虚しく感じられたことありませんか?

そして…

もしかたしたら、私は虐待をしてしまうかもしれない

と感じたこと、ありませんか?

そして、あなたが虐待をせずに、踏みとどまれたのはどうしてですか?

私は、虐待をしてしまうかもしれない、と感じたことがあります。

でも、踏みとどまれたのは、周りで話を聞いてくれる友人や、相談に乗ってくれる人生の先輩がいてくれたおかげです。

あの時、私に友人が1人もいなくて、本当に孤独だったら、私も虐待をしていたかもしれません。

だから、私は思うのです。

この母親に、心を許せる人、子育ての相談ができる人がいたら、と。

心の支えになる人がいたら、きっと…いや、絶対にこんな事件を起こさずにすんだんじゃないかと思うのです。

今、孤独に子育てをしているママがいたら、ぜひ、私たちを頼ってほしいなぁと思います。

すぐに何かを解決することは出来ないかもしれない。

でも、話を聞くだけなら、いくらでもできます。

どうか、どうか、孤独なママが一人でも私たちと繋がって、気持ちが軽くなって欲しい。

虐待をしてしまったり、産後うつになるママを一人でも減らしたい。

その想いを、一層強く感じたニュースでした。